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アルピーヌA350

F1での排気量3リッターの規定が施行された後の67年、フランスのマトラがF1に参戦した。これを受け、エルフではF1に参戦したい旨をアルピーヌの創設者であったジャン・レデレに持ちかけた。ところがアルピーヌはフォーミュラ・フランスやF2選手権用にフォーミュラカーを製作していたものの、F1に関しては未知の領域だった。レデレはこれをそのままルノーに相談したところ、いくらかの支援を受けることができた。こうした動きを受けて、アルピーヌでは初のF1マシン開発に取り組むこととなった。



68年に完成したのがアルピーヌ初のF1マシンとなるA350である。その設計はリシャール・ブーローが手がけた。



車体はスペースフレームで構成されており、同時期のフォーミュラ・フランス用マシンのA340などと似た雰囲気のものである。サスペンションもアウトボード式で、取り立てて変わった部分は無い。



エンジンはルノー16の1.5リッター直4エンジンをVバンクで連結した試作機で、320HP程度を発揮した。燃料供給は機械式インジェクションなどではなく、ウェーバー製キャブレターを4基装備する。エンジンの後方にはオイルクーラーが設置された。ギアボックスは不明であるが、後部のロゴからしてヒューランドだろうか。



スポンサーロゴなのか、プロジェクトに関わったエルフのロゴがコクピット前に貼られている。カラーリングはアルピーヌA110などと同じ、ブルーメタリックだったようだ。



その後はゾルダーでテストが行われた。アルピーヌではフランスGPにエントリーする予定だったようで、ドライバーはマウロ・ビアンキを起用するつもりだった。



だがその参戦に待ったをかけたのはルノーだった。A350の搭載したV8エンジンはあまりにもパワーが低く、戦う相手となるフォード・コスワースDFVよりも120HPは低いと思われた。3リッター規定施行直後の66年であれば他チームと同水準の出力であったであろうが、68年のエンジンとしては出力が低すぎた。このままでは、たとえ走らせたとしてもレースにならないとルノーは判断したのである。結局アルピーヌのマシンがF1に現れることはなく、やがてアルピーヌの株式もルノーに売却され、その一部門となってしまうのであった。


A350は1台が製作された。
A350-3501は68年に完成した。その後の所在は不明である。
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  1. 2014/10/30(木) 02:13:31|
  2. F1マシン
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