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BRM P201B

1カー体制の厳しいシーズンとなった75年シーズンが終わり、ブリティッシュ・レーシング・モータースを支えてきたサー・アルフレッド・オーウェンは世を去った。ルイス・スタンレーはオーウェン卿からチームを譲り受けたが、ルベリー・オーウェン・グループからの援助は打ち切られてしまった。こうして資金的に厳しい状況の中、BRMは76年シーズンのF1へエントリーを行った。



76年シーズンに向けて用意されたのがP201Bである。型式の通りP201の改良型だが、75年を最後にマイク・ピルビームは離脱しており、誰がデザインを手がけたのかは不明だ。主な変更点はラジエターの配置で、P201で特徴的だったモノコック側面のラジエターを廃し、スポーツカーノーズ内に二分割してラジエターを収めた。ノーズはその外観からしてブラバムBT44を模倣しているのは明らかである。これによりP201Bは当初のコンセプトを放棄し、V12エンジンを搭載したBT44のような外観になってしまった。サスペンション周りはP201を踏襲し、ブレーキをインボードに配置するアウトボード式サスペンションである。
エンジンはP201と同じく、V型12気筒のBRM P200を搭載した。出力はおよそ460HP。ギアボックスもBRM P193で変わらない。
ドライバーは新たに、前年ウィリアムズでF1にスポット参戦したイアン・アシュレイを起用した。スポンサーは75年同様に無く、マシンのカラーリングもあまり変わっていない。エントラント名はスタンレーBRM。



資金不足を押して開幕戦ブラジルGPにBRMは出場した。予選は21位とほぼ最下位で、レースは僅か2週でオイルポンプが壊れリタイヤに終わる。



だが開幕戦を終えた後、チームにはもう資金が無かった。スポンサーを得ることもできず、チームオーナーのスタンレーは76年の選手権から撤退し、一時的に体勢を立て直すことを決める。こうしてBRMの76年シーズンはわずか2週しただけで、全て終わってしまったのであった。




77年はBRMが復権をかけて、新たなスポンサーとニューマシンで開幕を迎えたシーズンだった。ところが第3戦南アフリカGPで新車P207の問題から、チームはレースへの参戦が危うくなってしまうのである。その問題とは、P207のディメンジョンが航空機搭載用パレットよりも大きく、キャラミへ空輸できないというものであった。実に馬鹿馬鹿しい問題ではあったが、マシンが無いことにはレースに出られないので、チームは急遽ファクトリーで埃を被っていたP201Bを整備しすることとした。



P201Bは75年規定の車だったので、77年の規定に合わせてインダクションポッドを取り払った。ノーズコーンは76年と大きく変わらないが、ラジエターインテークの開口部は縮小され、下部が前方に延長されてさらにBT44のスタイルに近付いた。ラジエター配管はやり直されたようだ。エンジンは変わらずBRM P200を搭載する。
ドライバーは75年のイギリスF3チャンピオンであるラリー・パーキンスが務めた。スポンサーはロータリー・ウォッチがついていたため、P207と同じ水色と白に塗り直されている。
エントラント名はロータリーウォッチズ・スタンレーBRM。



南アフリカGPではエンジンが不調だった。久々に動かされたこのエンジンはエンジンパワーも低く、ストレートスピードもとにかく遅かった。それでもブレット・ランガーのマーチより少しだけ速く走れたパーキンスは予選22番手を獲得。本調子で無いマシンを騙し騙し走らせたのか、パーキンスは5週遅れの最下位である15位で無事にレースを終えた。



同じくアウェイとなる第四戦アメリカ西GPをチームは欠場し、その後は輸送の問題もなくなったため、P201Bは以後使われることは無かった。



P201Bは1台がP201から改修された。
P201B-04はP201-04から改修され、76年の開幕戦ブラジルGPでアシュレイ車として投入された。
77年は第3戦南アフリカGPでパーキンス車となっている。
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  1. 2014/08/11(月) 02:46:12|
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