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アルファロメオ179_◆・・・81年各レース毎のマシン解説

◆・・・81年各レース毎のマシン解説

アウトデルタでは81年は新造したモノコックに加えて、80年型から改造したシャシー3台を含めた合計7台を実戦に投入している。ここではローンチから82年の開幕戦までのマシンの変遷とともに、各シャシーナンバーの特定を試みたいと思う。なお179Dの定義だが、本ブログでは車高調整システムを装備したマシンを179Dとした(179Cの空力面に手を入れた車も出てくるが詳細不明なので)。
シャシーナンバーの情報はRacing Sports Carsと、Multimediamotorsportsから引用した。推測する前提としては、81年型と80年型が混在してもナンバーの末尾1桁は被らないはずと考える。書類上はどの車も「179」でしかない。


■ローンチ

Alfa Romeo 179_41

80年から81年にかけて、新加入のマリオ・アンドレッティと新たなマルボロカラーのプレゼンが何度かに分けて行われた。画像は最初の80年のもので、179Cが使用された初のものである。シャシーはロールバーが垂直に立ち上がるタイプで、サイドスカートを有する。カラーリングも80年の赤の面積が多いカラーリングとなっている。前後ウィングは無地のアルミで、ノーズコーンもウィングが分割される80年型を装着している。

Alfa Romeo 179_42

その後のシェイクダウンと思われる画像。フロントウィングは1枚タイプのものをノーズコーン上に載せるタイプに交換された。スライディングスカートは外されているようだ。リアタイヤ前にフィンが装備されているが、ロールバーは垂直に取り付けられたタイプではないように見える……。

Alfa Romeo 179_43

81年のマルボロカラーを発表した際の画像。フロントウィングは赤一色で塗られるのが特徴である。サイドポンツーンは6cm規定に合わせた物で、短い固定スカートが装備された。ほぼ81年開幕時の姿をしているが、カラーリングやカーナンバーの書体など異なる部分もある。ロールバー周りが確認できずナンバーは不明。


■開幕戦アメリカ西GP

22:179C-02
23:179C-03
T :179C-01
------------------
22:179C-007
T :179C-003
23:179C-006

Alfa Romeo 179_44

アウトデルタは3台の179Cを持ち込んだ。仕様はどれも同じに見え、またロールバーが垂直に立ち上がるタイプの個体も見受けられないことから、おそらく179.02から04が投入されていたと思われる。

22:179C-02?
23:179C-03?
T :179C-04?


■第2戦ブラジルGP

22:179C-02
23:179C-01
T :179C-03
------------------
22:179C-007
T :179C-003
23:179C-006

Alfa Romeo 179_45
Alfa Romeo 179_46

レースカーは2台ともアメリカ西GPと変わらず。

22:179C-02?
23:179C-03?
T :179C-04?


■第3戦アルゼンチンGP

画像見つからず不明。


■第4戦サンマリノGP

22:179C-02
T :179C-01
23:179C-03
------------------
22:179C-007
T :179C-003
23:179C-006
------------------

Alfa Romeo 179_47
Alfa Romeo 179_48
Alfa Romeo 179_49

22号車および23Tは新型のフロントウィングを装備するが、このレースでしか使用されなかった。
23号車は80年型のウィングが付いたノーズコーンを装着。3台とも81年型モノコックで02から04を使用していたようだ。

22:179C-02?
23:179C-03?
T :179C-04?


■第5戦ベルギーGP

22:179C-03
T :179C-02
23:179C-01
------------------
22:179C-006
T :179C-003
23:179C-001
------------------

Alfa Romeo 179_50
Alfa Romeo 179_51
Alfa Romeo 179_52
Alfa Romeo 179_53

レースカー2台はともに81年型モノコックだが、スペアカーに80年型を改造したタイプが初登場。MMSの記述で006が登場していることと、ジャコメリのヘルメットの後ろが黒く見えることからカーボンで補強した179.006が投入されたと推測する。

22:179C-02?
23:179C-03?
T :179C-006


■第6戦モナコGP

22:179C-03
T :179C-02
23:179C-01
------------------
22:179C-004
T :179C-007
23:179C-003
------------------

Alfa Romeo 179_54
Alfa Romeo 179_55
Alfa Romeo 179_56

3台とも81年型モノコックである。リアウィングは翼端板を下に延長した新型だが、スペアカーらしき車は従来のタイプを装着している。

22:179C-04?
23:179C-03?
T :179C-02?


■第7戦スペインGP

22:179C-04
T :179C-01
23:179C-03
------------------
22:179C-004
T :179C-003
23:179C-002
T2:179C-006
------------------

Alfa Romeo 179_57
Alfa Romeo 179_58

22号車は81年型モノコックでモナコと同じリアウィングを装備している。
23号車は80年型モノコックで、コクピット内にアルミモノコックの地肌が見えるので179B.04と思われる。

Alfa Romeo 179_59

23Tはフロントサスペンションアームの角度に注意。アッパーアームは上部に補強があり、走行時の角度からも車高調整システムを装備した179Dが投入されたと思われる。179.04だがターボエンジンテストのためレースから引き上げ、179B.04投入に至ったと推測。

22:179C-02?
23:179B.04(179C)
T :179D-03(元179.03)


■第8戦フランスGP

22:179C-04
T :179C-02
23:179C-03
------------------
22:179C-003
T :179C-002
23:179C-006
------------------

Alfa Romeo 179_60
Alfa Romeo 179_61

レースカー2台とも80年型モノコックで、車高調整システムは非搭載に見える。スペアカーは不明。22号車はコクピット内にアルミ地肌が覗いているので179B.04である。
23号車はヘルメットの後ろが黒く見えるので、179.006だろう。

22:179B.04(179C)
23:179C-006
T :不明


■第9戦イギリスGP

22:179D-03
T :179E-04
23:179C-06
T :179D-02
------------------
22:179D-003
T :179D-001
23:179D-006
T2:179D-002
------------------

Alfa Romeo 179_13

ここからかなりの混乱をきたす。レースカーの22号車は80年型を改造した車だが、車高がかなり低い。車高調整システムを装備して改修された179DのA.R.179-03と思われる。5cm低い車高と気流に配慮した新型リアサス装備とある。

Alfa Romeo 179_15
Alfa Romeo 179_14

レースカーの23号車はコクピットが後ろが黒い179.006のようなので、コクピット後ろが銀色でサイドポンツーン下に貼られるステッカーが切れているのがTカーの179B.04だろう。

Alfa Romeo 179_62

また81年型モノコックも1台スペアカーとして持ち込んだらしく、アンドレッティが使用した。シャシーナンバーは80年型と重複しないアンドレッティ用の179.02と思われる。補強されたフロントサスペンションのアッパーアームから、車高調整システムは装備されていると考えられる。

22:A.R.179-03(179D)
T :179D-02(元179.02)
23:179C-006
T2:179B.04(179C)


■第10戦ドイツGP

22:179E-01
23:179D-06
T :Unknown
------------------
22:179E-003
T :179D-001
23:179D-006
------------------

Alfa Romeo 179_63
Alfa Romeo 179_64

レースカーの22号車はA.R.179-03のようだ。スペアカーにはイギリスGPと同じく81年型モノコックが1台あり、179D-02と思われる。ただしこの車もよく見るとエギゾーストがカウルから露出しており、何らかのアップデートを行っているらしい。

Alfa Romeo 179_65

エギゾーストが露出した22号車もいるが、リアウィング形状が通常タイプに見えるのでこれはスペアカーのようだ。イギリスGPと同じで2台目のTカーを持ち込んでいたと思われる。

Alfa Romeo 179_66
Alfa Romeo 179_67

23号車はコクピット後ろが黒いので、イギリスGPと同じく179.006だろう。サイドポンツーン中央にも金属の止め具が付いているので判別できる。エギゾーストは露出している。

22:A.R.179-03(179D)
T :179D-02(179.02)
T2:179B.04(179C)
23:179C-006


■第11戦オーストリアGP

22:179E-01
T :179C-02
23:179D-02
------------------
22:179E-006
T :179D-002
23:179D-003
------------------

Alfa Romeo 179_69
Alfa Romeo 179_70
Alfa Romeo 179_68

レースカー2台とも80年型モノコックである。このレースからサイドポンツーンの側板が上下に可動する構造になった。ただしシャシー的には23号車が車高調整システム装備のA.R.179-03で、22号車はエギゾーストが露出していることから179Cである。おそらく179B.04に新型のアンダーパネルおよびエギゾーストを装備した仕様と思われる。スペアカーは確認できないがドイツGPと同じと思われる。

22:179B.04(179C)
T :179D-02(179.02)?
23:A.R.179-03(179D)


■第12戦オランダGP

22:179D-01
T :179B-06
23:179C-04
------------------
22:179D-001
T :179E-006
23:179C-003
------------------

Alfa Romeo 179_71

22号車に空力面を見直した179Eが登場。おそらく179.02を改修したシャシーと思われる。エギゾーストは露出し、サイドポンツーン高さも減っている。

Alfa Romeo 179_72
Alfa Romeo 179_73

23号車はレースカーが80年型モノコックで、エギゾーストの露出は無いので179.006と思われる。80年型モノコックの22号車で006が持ち込まれているので、当初はスペアカーだったと考えられる。

Alfa Romeo 179_74

もう一台の23号車はピットで車高が高いので、車高調整システムを装備して179Dに改修されていた179.03だろう。A.R.179-03だが前回のレースで出火したので、修理を間に合わせるよりは仕様が近い179.03を持ち込んだのではないだろうか。

22:179E-02(元179.02)
T :179C-006
23:179C-006
T2:179D-03(元179.03)


■第13戦イタリアGP

22:179D-02
23:179C-04
------------------
22:179D-002
T :179D-003
23:179C-004
------------------

Alfa Romeo 179_75
Alfa Romeo 179_76

レースカー2台とも81年型モノコックで、エギゾーストが露出する179E仕様である。ドゥカルージュの加入でアンダーパネルが再設計され、ドライブシャフトまで覆うタイプが投入されたという。
スペアカーは不明。データでは23号車が04だが、ターボエンジンのテストカーを再び持ち込むとも思えないので03を使用、Tカーは新造された179-04と思われる。

22:179E-02(元179.02)
T :179E-04(179-04)
23:179E-03(元179.03)


■第14戦カナダGP

22:179D-02
T :179D-04
23:179C-02
------------------
22:179D-002
T :179D-006
23:179D-004
T2:179D-006
------------------

Alfa Romeo 179_77
Alfa Romeo 179_78

レースカー2台の仕様は81年型で全く同じ179Eである。ノーズコーンに装着するウィングは白と無地で仕様が異なっているが、レースによって変わっていたのでシャシー特有の特徴とは言い難い。スペアカーは不明だが旧型を持ってくる理由も見つからないので、イタリアGPと同一と判断した。

22:179E-02(元179.02)
T :179E-04(179-04)
23:179E-03(元179.03)


■最終戦アメリカGP

22:179D-02
T :179D-04
23:179C-04
------------------
22:179D-006
T :179C-004
23:179C-004
------------------

Alfa Romeo 179_79
Alfa Romeo 179_80

レースカー2台はカナダGPと同様、やはりアウェイでマシンの変更も無いと思われる。

22:179E-02(元179.02)
T :179E-04(179-04)
23:179E-03(元179.03)



■82年開幕戦南アフリカGP

22:179D-02
T :Unknown
23:179D-03
------------------
22:179D-002
T :179D-003
23:179D-001
------------------

Alfa Romeo 179_82
Alfa Romeo 179_81

カラーリングが若干変わり、サイドポンツーン側面の赤が白になった。それ以外は概ね81年末の仕様である。車高調整システムの搭載についてはわからない。

22:179E-02(元179.02)
T :179E-04(179-04)
23:179E-03(元179.03)


画像から判明したのは、車高調整システムは比較的早い段階でテストを行っていた(スペインGP)ことである。ただし実戦投入には不適だったらしく(路面の凹凸を拾って全く安定しなかったとAutocourse HISTORY OF THE GRAND PRIX CAR 1966-91にある)、その後はイギリスGPまで出てくることは無かった。イギリスGP以後もドライバーの片方だけが車高調整システム装着車を使用し、バックアップ用に179Cがいつまでも持ち込まれるという状況が続いている。イタリアGP頃でようやく性能の安定を見たようだが、時既に遅し、という状況だったようだ。オートスポーツ82-2-1号でも「ハイドロニューマチック方式はモノにならなかった」と斬り捨てられていた。


※なおこの記事の調査中に81年序盤に無かったコニのロゴが途中から付くようになったことを確認したが、詳細不明なので保留にしてある(車高調整システムを装備した車はコニのステッカーが貼ってあった可能性が高い)。
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  1. 2017/01/15(日) 22:08:23|
  2. F1:資料的な何か
  3. | コメント:6
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コメント

連投お疲れ様デス。
細かいアップデートが結果に繋がっていない…ヤッパリハイドロがうまく行かなかったのが痛かったですね…
三栄の240RS本~WECに出てたんだ!でもTSのサニーより遅い…排気量はほぼ倍のツインカム4バルブナノに(^_^;)
  1. 2017/01/17(火) 18:18:37 |
  2. URL |
  3. 1418gr5 #ZdfQhLTQ
  4. [ 編集 ]

全国3人くらいのアルファロメオ179ファンが待っていたくらいの
記事にはなったかと思います(
アルゼンチンGPの画像が見つからないのと、車高調整システムの
投入時期が不明確(アルゼンチン説もある)など、
まだ完全な記事とは言えないですね。
とはいえ意味の分からない状況の81年のアルファロメオが
どんなものだったかのか、自分が179Cは実車を見ないと
シャシーナンバーの判別はできないとしつこく言っていた
理由がこれで理解できるかと思います。


1418gr5さん

オートスポーツ82/2/1号見たら予算は
ティレルの20倍とあって噴きました。
ケンおじさんにも「コストパフォーマンスで見たらうちのが
よっぽど優れてるよ」と言われててこれはひどい笑

>240RS本
あー買おうかなあ。好きなんですよね240RS笑
  1. 2017/01/19(木) 23:17:02 |
  2. URL |
  3. Bou_CK #Y17400wE
  4. [ 編集 ]

安全カミソリ

更新お疲れ様です(´▽`)

この形のフロントウイングを見ていると、いつも安全カミソリに似ているなぁ・・・と思います。

フロントウイングでダウンフォースを稼ぎながらサイドポンツーンにたっぷり空気を送り込みたいんでしょうが、カッコ悪いなぁ、といつも思います。

まぁ、フラットボトム規制のおかげでこの手のフロントウイングは絶滅してくれたから別にいいんですけどね。

  1. 2017/01/22(日) 08:43:47 |
  2. URL |
  3. ぽこぽこ #-
  4. [ 編集 ]

もういいかな?

複雑すぎる。アルファで働いて人達もやってらんねー!と思ってたかも。

  1. 2017/02/08(水) 23:47:49 |
  2. URL |
  3. 深く静かに潜航せよ! #VjWL9cgY
  4. [ 編集 ]

ぽこぽこさん

ATSのギュンター・シュミットはこのウィングが気に入らなくて
自チームのマシンに投入されたのを見るや
踏みつけてぶっ壊したそうですが笑
  1. 2017/02/19(日) 05:31:01 |
  2. URL |
  3. Bou_CK #Y17400wE
  4. [ 編集 ]

深く静かに潜航せよ!さん

Motorsport誌では
「アルファは3台分のマシンのパーツを持ち込んでいるだけで、
どれがどの車用といった管理は何もしていない」
だったそうですので笑
メカニックも調子がよさそうなパーツからNo.1カーに
割り当てて順番に使っていたんじゃないでしょうか…笑
  1. 2017/02/19(日) 05:33:47 |
  2. URL |
  3. Bou_CK #Y17400wE
  4. [ 編集 ]

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