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ルノーRE20B


81年はファクトリーでニューマシンの開発が進められていたが、ルノー・スポールはひとまずテストから投入していた暫定マシンをレースに投入することとした。そのために用意されたのがRE20Bである。



RE20Bのデザインは前年に引き続き、ベルナール・デュド指揮の下でミシェル・テツとマルセル・ユベールが担当した。RE20Bは型式の通りRE20を改修したものであり、モノコックは同一である。主な変更点はサイドポンツーンで、前端部を下げた造形となった。これによってラジエターも配置が変更されている。この年からレギュレーションでスライディングスカートは禁止となっており、RE20Bもスカートが取り外された。どのチームも同様であったが、この規定によりマシンのダウンフォースと安定性は減少し前年よりも扱いにくいものとなっている。



ノーズコーンも先端が前方に突き出した形状となり、RE20とは表情が異なったものになった。
エンジンは引き続きルノーが開発したV6ツインターボのルノーEF1を搭載した。タービンも変わらずKKK製で、2.7バールの過給圧から530HPを発揮する。
ドライバーはルネ・アルヌーが残留したがジャン-ピエール・ジャブイユが離脱したため、前年にマクラーレンからF1デビューした新人のアラン・プロストが移籍してきた。彼はマクラーレンチームのパフォーマンスに失望し、契約を破棄してルノーと手を結んだのであった。スポンサーは引き続きエルフがメインにつく。エントラント名はエキップ・ルノー・エルフ。



80年、ファクトリーでロールアウトしたばかりのRE20B。ノーズコーンはRE20と変わらないが、フェラーリ風にノーズ先端で支持する1枚板のウィングを装備している。ただしこれはダウンフォースが足りないとされたのか、実戦型はウィングのエレメントを大型化する方針を採った。サイドポンツーンは実戦型と似ているが、リアタイヤ前にフィンガ立っているのが異なる点である。また注目すべきはコクピットカウルで、80年限りでチームを離脱したジャブイユの名が書かれている。リアビューミラーもジャブイユ用の一体型である。ジャブイユ車だったRE23は80年シーズンにクラッシュしているので、初期にレースに持ち込まれたRE20がベースのようだ。



FISAとFOCAの対立から南アフリカGPが選手権戦として非成立となり、開幕戦となったアメリカ西GP。予選は新加入のプロストが20番手に沈んだアルヌーを上回る14番手を獲得。だがレースでは、プロストがオープニングラップにマクラーレンのアンドレア・デ・チェザリスと絡んでクラッシュしリタイヤ。アルヌーはしぶとく走って最下位の8位で完走を果たした。



第2戦ブラジルGP。予選はまたしてもプロストがアルヌーを上回る5位、アルヌーは8位だった。レースではスタート直後のクラッシュでアルヌーがリタイヤに終わり、プロストも20週目にクラッシュしてしまい、ルノーはダブルリタイヤに終わる。



第3戦アルゼンチンGP。プロストがフロントローの予選2番手を獲得。アルヌーもやや後方の5位にいた。レースはプロストが順位を落としたが3位表彰台を獲得し、シーズン初の表彰台。アルヌーも5位に入賞してポイントを得た。



第4戦サンマリノGP。予選ではアルヌーが3番手、プロスト4番手と悪くない結果だった。十分に優勝も狙える位置だったが、レースはプロストが3週目にギアボックストラブルでリタイヤ。アルヌーは順位を落とし8位で完走と、ポイントを獲得できずに終わる。



第5戦ベルギーGP。既に完成していた1台に加えて新車のRE30がもう1台完成し、アルヌーに与えられた。だがアルヌーは交通違反の取締りでひと悶着起こした挙句に、警察に拘束され予選落ちという失態。予選12位からスタートしたプロストだったが、こちらも2週でクラッチが壊れ早々にリタイヤと、ルノーにとっては散々なレースだった。



第6戦モナコGP。既に新車のRE30がベルギーGPで投入されており、ここでは両ドライバーにRE30が1台ずつ用意された。だがアルヌーはハイドロニューマチックサスを装備した新車を好まず、レースはスペアカーだったRE26Bを使用している。予選は13位と中団に沈んだアルヌーは32週目にクラッシュしてリタイヤに終わる。これがRE20Bが決勝を走った最後のレースとなった。



81年は規定の変更によりマシンのダウンフォースが減少したが、ブラバムやアルファロメオなどが規定の抜け道を突いて車高調整装置を開発しマシンに装着した。このためルノーも同様の装備を開発することとなったが、RE20Bにはついに間に合わなかった。新加入のプロストはターボマシン初経験ながら、しばしばアルヌーを上回り表彰台も獲得と、十二分の働きを示していた。投入はやや遅れていたが新車のRE30もハイドロニューマチックサスペンションとともに準備が整い、ルノーはチャンピオンシップ獲得に向けてさらなる飛躍を狙うのであった。
最高位は第3戦アルゼンチンGPでの予選2位、決勝3位で、いずれもプロストによるものだった。


RE20Bは2台がRE20から改修され、2台が新造された。
RE20BはRE20から改修され、テストで使用されたようだ。実戦には現れていない。
RE22BはRE22から改修され、開幕戦アメリカ西GPでスペアカーとして投入された。第3戦アルゼンチンGPから第5戦ベルギーGPまでプロスト車だった。
RE26Bは開幕戦アメリカ西GPで投入され、第2戦ブラジルGPまでプロスト車だった。第3戦アルゼンチンGPと第4戦サンマリノGPではスペアカーとなり、第6戦モナコGPでは当初スペアカーだったが、アルヌーが使用している。
RE27Bは開幕戦アメリカ西GPで投入され、第4戦サンマリノGPまでアルヌー車だった。第5戦ベルギーGPと第7戦スペインGPではスペアカーとなっている。

15/06/26 修正
15/09/26 修正
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  1. 2015/06/15(月) 03:16:24|
  2. F1マシン
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